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磁石・磁気の用語辞典(用語解説)
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【単磁区粒子】

単磁区(Magnetic Single Domain)、単磁区粒子(Magnetic Single Domain Particle)

「多磁区構造からひとつの磁区に変化する。これを単磁区あるいは単磁区構造といい、その粒子を単磁区粒子と呼ぶ。」

磁区は磁性材料の中で立体的な組合せをして存在し、1つの磁区の内部は同じ向きの自発磁化(磁気モーメント)が並んでいる。磁区と磁区の境界は磁壁といわれていて、単に自発磁化の向きが異なっている磁区の境界に過ぎない。強磁性体は普通静磁エネルギーを下げるために、多磁区構造をとるが、磁性体の粒子を小さくしてゆくと、下図のように多磁区構造からひとつの磁区に変化する。これを単磁区あるいは単磁区構造といい、その粒子を単磁区粒子と呼んでいる。