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磁石・磁気の用語辞典(用語解説)
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【リニアアクチュエータ】

リニアモータ(産業機器用)(Linear Motor)、リニアアクチュエータ(Linear Actuator)

「永久磁石や電磁石の磁力によって、回転ではなく直線的な動きを与える駆動装置。」

最近、NC加工機などの工作機械、半導体の製造装置、検査装置、産業用ロボット、各種搬送装置などの幅広い分野に、従来のボールねじ式に代わり、リニアモータアクチュエータが直動案内機器として使用され始め、特に強力なネオジム磁石の採用により益々注目されてい リニアモータとは,「電磁力により対象物に対して直接,直線的な運動(往復運動)を与える駆動装置」で、その構造は,円筒状の回転型モータを直線状に展開した構造となる。種類としては、リニア誘導モータ、リニア同期モータ、リニアパルスモータ、リニア直流モータなどがあり、さらに電磁石形、永久磁石形、ハイブリッド形などに分かれる。

次にコアレスタイプの永久磁石形リニアモータアクチュエータの動作原理の一例を図-1に示した。この例では、電磁コイル式の可動部とガイドとしての固定永久磁石で構成されているが、可動部が永久磁石または電磁コイル式で固定ガイドが電磁コイルで構成されたタイプもある。

また、図-2は実際のリニアモータアクチュエータの一例である。最近では、固定側にネオジム磁石が使って、大きなトルクや大きな移動速度を得られるようになってきた。

図-3は従来のボールねじ駆動との比較をまとめたもので、リニアモータが多くの利点を有しているのが分かる。(磁石の小部屋より)