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■ 西暦220年〜400年: 指南車についての諸説と指南魚
中国では大昔、すでに“指南車”という方位を示す機械製品が作られ、実用化していました。
紀元前2600年頃には黄帝軒轅(けんえん)が造らせたという説や紀元前770年〜紀元前220年の春秋戦国時代の周の時代に活用されていたという説などがあるようですが、これらはあくまで逸話・作り話に過ぎず、実際は魏の時代(220年〜265年)以降が正しいようです。
しかも、この指南車は「宋史」によると、磁石応用製品ではなく、歯車による“からくり”機械製品であることがわかっています。恐らく祭礼、儀式に使われ、中国では「天子は南面す」という思想があるため、隊列の先頭で南を指し示しながら、皇帝の威光を庶民に知らしめる道具だったのでしょう。
磁石が実際に使われた指南車もあったようですが、さらにその後になってからという説が有力のようです。実際に方位を示す目的で作られたのが、3世紀に入ってからの“指南魚”です。これは、木片に慈石を組み込んだものを水面に浮かべて南北を調べたもので、木の魚の頭が南を示したわけです。
さらに後の時代には、この指南魚が水鍼版(すいしんばん)に発展してゆきました。
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