希土類磁石(ネオジム(ネオジウム)磁石、サマコバ磁石)、フェライト磁石、アルニコ磁石、など磁石マグネット製品の特注製作・在庫販売

■ 西暦1936年〜1971年:各種新合金磁石の誕生
1936年:白金コバルト(Pt-Co)磁石の発明
NKS鋼の発明からしばらくして、1936年ドイツで最初の白金コバルト合金鋳造磁石が発明されましたが、高価な白金を70%あまり使用するため、アルニコ、フェライト磁石の影でほとんど実用化されなかったようです。しかしながら日本で種々の改良がなされ、鉄やニオブなどが加えられて1968年頃から日本国内でも少量ですが、生産が始められました。エネルギー積(BH)maxは10MGOeを越えるまで向上し、加工性が優れていることや化学安定性が抜群であることなどから、医療機器、精密機器に使用されてきました。
1960年:マンガン・アルミ(Mn-Al)磁石の開発
1970年:マンガン・アルミ・カーボン(Mn-Al-C)磁石の発明・工業化
1960年、フィリップス社がマンガン・アルミニウム合金磁石を開発し、さらに高性能な永久磁石にするための研究が内外の研究者によって熱心に行われました。1970年松下電器がマンガン・アルミニウムにカーボン(炭素C)を加え、熱間押出加工法および熱間鍛造加工法によるMn-Al-C磁石を発表し、注目を浴びました。エネルギー積(BH)maxは7MGOeほどですが、加工性に優れていることから現在でも一部用途で使われています。
1971年:鉄・クロム・コバルト(Fe-Cr-Co)磁石の発明
東北大学の金子博士により、1971年Fe-Cr-Co磁石が発明されました。この磁石はスピノダル分解による2相分離組織を有し、性能はアルニコ5とほぼ同等ですが、高価なニッケルを使わないこと、鍛造、圧延により薄物・長物・細物の製造が可能なこと、アルニコ磁石の設備が使えること等から工業化が進められましたが、現在では大規模な生産はされていないようです。しかしながら技術的には、日本の最先端の合金技術と磁性材料技術を当時の世界にアピールした優れた磁石です。