カーナビの精度向上へ…「みちびき2号機」公開


[YOMIURI ONLINE2017年4月06日配信]

日本周辺の高精度な位置情報を提供できる準天頂衛星「みちびき2号機」が完成し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で5日、報道陣に公開された。今後、種子島宇宙センターに輸送され、打ち上げを待つ。

準天頂衛星は、軌道が南北方向に傾いており、地上からは天に8の字を描くように見える。この軌道は日本上空に長時間とどまることができ、ビルの谷間や山間部でも電波を届かせやすく、位置情報の提供に適している。2010年に初号機が打ち上げられ、米国の全地球測位システム(GPS)を補完する形で、すでに利用されている。

2号機は本体がマイクロバスに近い大きさで、燃料を含めた重量は約4トン。初号機に比べ、太陽電池パネルなどの性能が向上したという。

国は今年度中に計3基の打ち上げを計画しており、来年春には初号機を合わせ4基体制が実現する。誤差数センチ以内の極めて正確な位置情報が得られるようになる。内閣府の担当者は「スマホやカーナビの精度向上といった身近な分野をはじめ、安全な自動運転の実現、航空輸送や農作業の無人化などの新技術まで、幅広い利用が期待される」と話している。

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