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磁石・磁気の用語辞典(用語解説)
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【磁界】

磁場(Magnetic Field)、磁界

「磁場は、電気的現象・磁気的現象を記述するための物理的概念で、磁力線が存在する場所・空間を指し、工学分野では磁界ということもある。」

地球上には磁場(磁界)がある。この磁場は、永久磁石はもちろん、電流の流れる導線周辺にも存在する。磁場の単位はSI単位でA/m・アンペアパーメータ(CGS単位でOe・エルステッド)またはSI単位でT・テスラ(CGS単位でG・ガウス)で表す。

例えば、地球磁場は日本列島付近でおよそ24A/m(0.3 Oe)または0.00003T(0.3 G)となる。

単に磁場と言った場合は磁束密度 Bを表していることが多い。BとHを明確に区別する時はHのことを「磁場の強さ」と言う。BとHの単位はSI単位系でそれぞれWb/m2, A/m であり、次元も異なる独立した二つの物理量である。この項では一般的な磁場の性質、及び‘ H ’を扱うこととする。磁場は、空間の各点で向きと大きさを持つ物理量(ベクトル場)であり、電場の時間的変化または電流によって形成される。 磁場の大きさは、+1のN極が受ける力の大きさで表される。 磁場を図示する場合、S極からN極向きに磁力線の矢印を描く。