マクスウェル(
Maxwell)、Mx
「CGS電磁単位系における
磁束の単位。永久磁石の磁束量(=
磁力線の合計本数、
磁束密度ではない)を表す単位。」
ファラデーの電磁気理論をもとに、スコットランドのジェームズ・クラーク・マクスウェルは、1864年、“電磁方程式“を導き出し、古典電磁気学を確立しました。その功績を称え、マクスウェルの名前は、CGS電磁単位系における磁束の単位として制定した。1マクスウェル(Mx)は、1アブボルトの誘導起電力を生じるのに必要な1秒あたりの磁束の変化量と定義される。アブボルト(1 abV = 10
-8 V)をボルトに置き換えると、SIにおける磁束の単位であるウェーバ(Wb)となる。よって 1 Mx = 10
-8 Wb, 1 Wb = 10
8 Mx となる。1平方センチメートル(cm
2)の面積に1マクスウェルの磁束が垂直に交わるときの磁束
密度が1
ガウス(G)である。
なお、永久磁石の総磁束量Φopは、下記の式で簡易計算できる。
Φop(Mx)=永久磁石の
表面磁束密度(G) x 永久磁石の極面積(cm
2)