希土類磁石(ネオジム(ネオジウム)磁石、サマコバ磁石)、フェライト磁石、アルニコ磁石、など磁石マグネット製品の特注製作・在庫販売

  • ネオジム磁石

    ネオジム磁石
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    現在、世界で最も強力な磁石です。わずか数cmの大きさで、10kg以上の吸着力!アイデア製品、新製品開発に最適です。

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    サマコバ磁石
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    温度特性に優れているため温度安定性が要求される用途に適しています。防錆のための表面処理は不要です。

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    フェライト磁石
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    酸化鉄を主原料にしているため、低コストが重視される用途に向いています。錆の心配はありません。

  • 表面磁束密度吸着力計算

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    ご希望の磁石の表面磁束密度、吸着力、限界使用温度などを計算いたします。径方向着磁にも対応いたしました。

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磁石プロの視点
2024年12月10日
高品質なサブミクロンサイズ希土類磁石粉末の合成
【産総研の永久磁石研究開発-3】*産総研ホームページより
磁石粉末において粒子径は重要なパラメータとなります。特に粒子径をサブミクロンサイズまで微細化することで、これまでにない高い保磁力の磁石粉末の実現が期待されます。当グループでは化学的粉末合成法(還元拡散法)の研究を行っており、前駆体酸化物合成-水素還元-還元拡散-(窒化)-洗浄のそれぞれのプロセスを開発することで、粉砕することなく図のような高品質なサブミクロンサイズ希土類磁石粉末を合成する技術を構築しています。
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磁石虎の巻!!
2024年12月配信
ネオジム磁石のすべて(3)<製造工程-2>
現在、最も磁力が強く、最も数多く生産されている「ネオジム磁石」は、粉末冶金法で製造される「焼結磁石」がほとんどです。粉末冶金とは、金属の粉末を「金型」に入れて圧縮して固め、高温で焼き固めて(焼結して)、精度と密度の高い部品をつくる技術のことです。Powder Metallurgy(パウダー・メタラジー)、略してPMと表記されます。
ネオジム磁石の製造には、この粉末冶金法に加えて、「磁場中成形」という独特の成形技術、高度の焼結・熱処理技術が必要になります。以下、前回の<製造工程-1>に続き、<製造工程-2>として、成形工程および焼結・熱処理工程について詳しく解説いたします。
 
<ネオジム磁石の成形工程>
◆ 磁場中成形法
前回、異方性磁石と等方性磁石の説明をしましたが、ネオジム磁石のほとんどは「異方性磁石」であり、一つの軸方向だけに容易に磁化し、且つその方向だけが強く磁化する磁石になります。
異方性磁石にするためには、粉砕工程で作られた合金粉砕粉の一つ一つを一定方向に整列させて圧縮成形する必要があります。そのために、一般的には磁場中成形という成形方法が使われます。
微粉砕された材料粉は酸化を防ぐ容器で運搬されて、磁場成形機にセットされます。磁場成形の方法は大きく分けて二種類あります。一つは圧縮方向と磁場方向が直交している「直交磁場成形法」でありもう一つは圧縮方向と磁場方向が平行な「平行磁場成形法」です。
 
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