
ネオジム磁石
製品情報現在、世界で最も強力な磁石です。わずか数cmの大きさで、10kg以上の吸着力!アイデア製品、新製品開発に最適です。

サマコバ磁石
製品情報温度特性に優れているため温度安定性が要求される用途に適しています。防錆のための表面処理は不要です。

フェライト磁石
製品情報酸化鉄を主原料にしているため、低コストが重視される用途に向いています。錆の心配はありません。

表面磁束密度
吸着力計算ご希望の磁石の表面磁束密度、吸着力、限界使用温度などを計算いたします。径方向着磁にも対応いたしました。

磁石・磁気の
用語辞典磁石・磁気に関する用語解説集。専門書にも負けない豊富な内容で、初心者からプロまで幅広くご利用いただけます。

磁石の歴史
大昔の磁石、磁気科学の歴史、強力な磁石が出現した背景など多くの図表を使って解説しています。
磁石プロの視点
2026年2月26日
南鳥島EEZでレアアース試掘に成功-閉鎖系二重管揚泥方式とは
<磁石プロの視点>
過去何回かにわたり、南鳥島沖のレアメタル、レアアースの採掘計画についての情報をお伝えしてきましたが、2月1日、ついに「レアアース泥」の揚泥に成功しました。すでに、南鳥島沖ではジスプロシウムやネオジム、ガドリニウムなどの6種類以上のレアアースを高濃度で含む泥が見つかっていて、その埋蔵量は日本の年間消費量の約800年分(約1,600万トン)に相当するといわれています。
来年、2027年度中には350トンの泥の回収に挑戦する計画で、今回の揚泥の化学的、技術的なデータをもとに、商業化への道を切り開いて行くことになります。
日本が探査船「ちきゅう」を使って採用した画期的な「掘削・揚泥」技術は、採鉱装置の中で海水で解泥・スラリー化し、内管で泥を汲み上げ、外管から加圧した海水を供給、循環させる「閉鎖系二重管揚泥方式」です。一本10m長のパイプを600本、6000mまで接続して、600気圧の超高圧環境下で揚泥します。この方式の概略を、次図の内閣府総合海洋政策推進事務局による「海洋開発重点戦略に係る重要ミッション(案)」の中の重要ミッション「南鳥島沖でのレアアース泥の採取を実現する」の中間報告抜粋から示します。

しかしながら、この図でも想定できるように、産業化、商業化までの道は簡単ではなく、
(1)深海の超高圧下での採掘器、連結パイプの位置制御、(2)600本のパイプの安定密閉化、(3)超高圧ポンプの安定駆動・堅牢化、(4)陸上の鉱石とは異なるレアアース泥の分離・精製技術、(5)総合的な採算性(経済的合理性)などなど、解決しなければならない課題は山積していて、産業化、商業化までの道のりは大変険しいといえます。
なお、南鳥島プロジェクトは、内閣府、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学の「レアアース泥開発推進コンソーシアム」を中心に、日本の主要企業(三井海洋開発、東亜建設工業、東洋エンジニアリング、古河機械金属、島津製作所、商船三井、日本郵船、川崎汽船、JX金属、三菱マテリアル)が結集したオールジャパン体制で推進されています。
前回の報告と同様、プロジェクトに携わっているこれらの機関、団体、企業、研究者、技術者の方々にエールを送ると共に、一日も早いレアアースの国産化を期待しましょう。
磁石虎の巻!!
2026年3月4日配信
すぐ近くにあるネオジム磁石(4)
<衛星通信と希土類磁石>
現代社会において、衛星通信は私たちの生活に欠かせないインフラの一つです。テレビ放送、気象予報、GPS、そしてインターネット接続など、様々なサービスが衛星を介して提供されています。これらのサービスの裏側で、信号を宇宙空間の彼方まで送り届け、あるいは地球に強力に届けるために重要な役割を担っているのが、「TWT(Traveling Wave Tube)・進行波管」と呼ばれる電子管です。
TWTは、高周波数帯域で大きな電波出力を必要とする衛星通信や各種レーダーの「心臓部」に使われていて、その技術は半世紀以上にわたって進化し続け、今もなお、宇宙の最前線で活躍しています。
本稿では、このTWTになくてはならない希土類(レアアース)磁石について調べてみました。










