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円柱型ネオジム磁石の特徴と主な用途!規格品も紹介

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ネオジム磁石とは、希土類元素(レアアース)であるネオジムや、鉄、ホウ素を加えた合金から作られた磁石のことです。非常に強力な磁石として知られていて、その磁力は一般的なフェライト磁石の10倍以上の磁力になります。
その磁力は一般的なフェライト磁石の10倍以上の磁力になります。
例えていうと、直径わずか1cmのネオジム磁石でも冷蔵庫にA4用紙を20枚以上の紙をはさめるほどの磁力です。
ネオジム磁石の形状には、円柱型、リング型、角型、角棒型、ボール型などさまざまな種類があります。
この記事では、円柱型のネオジム磁石についてさらに詳しく解説していきます。

 

■円柱型ネオジム磁石の特徴と主な用途

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円柱型の磁石は、磁石の中でも最も一般的に使われる形状です。円柱型にすることで、磁力が平面横軸に均等に行き渡ります。
これは角の部分で磁力が交差してしまう角型にはない特徴です。

 

円柱型ネオジム磁石では、直径(=接地面積)と高さが磁力に影響します。磁石は接地面積が大きくなるほど磁力が強くなり、厚みがあるほど磁束密度が大きくなるからです。

 

円柱型ネオジム磁石は、その汎用性の高さからさまざまな分野で利用されています。
最も広く使われている用途は、各種音響製品のスピーカー、マイクロホン、ヘッドホン、イヤホン、ヘッドセット等になり、スマートホン、家庭や自動車のオーディオ機器、無線通信機器などに広く利用されています。
また、家庭やオフィスでの事務用品としても数多く使われていて、マグネットキャップ、マグネットフック、マグネットクリップなどが代表的な用途です。
一方、ハイテク部品としての利用も広く、その中でも各種センサー類に数多く使われていて、代表的なものには自動車のスピードセンサー、回転センサーなどがあります。
その他、スマホ無線基地局のアイソレーター、光通信機器の光アイソレーターにも使われています。

 

■円柱型ネオジム磁石の購入なら「NeoMag」

円柱型ネオジム磁石の購入なら「NeoMag」

 

ネオマグ株式会社の「NeoMag」シリーズには、幅広い磁気特性や材質グレードがあるので、お客様の用途にあわせて最適な円柱型ネオジム磁石を選択できます。
ネオマグの技術スタッフは、絶えず国内外のトップメーカーと連携をとっているほか、主要な提携先ではISO取得はもちろん、原料から表面処理の工程まで最新鋭設備や技術を導入しているので、世界トップレベルの品質水準を誇っています。

 

円柱型ネオジム磁石のご購入を検討している方は、ネオマグ株式会社のショップをご覧ください。

 

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■円柱型ネオジム磁石の規格品について

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ネオマグ株式会社では、円柱型ネオジム磁石だけでも500種類以上の標準規格品があります。
価格は、小さいもの(直径1mm×高さ1mm)で1個50円程度、大きいもの(たとえば、直径12mm×高さ160mm)だと30,000円を超えるものまであります。
規格品を購入する際のポイントは、主に以下7つです。

 

サイズ(直径×高さ)

先ほど解説したように直径の大きさと高さは、磁石の吸着力と比例します。
規格品では、直径はΦ1mmからΦ100mmのものまで、高さは1mmから160mm程度のものまで品揃えしています。
※ただし製作できる磁化方向の最大値は50mmまでとなります。

 

材質記号

同じ磁石材質でも多数のグレードがあり、そのグレードによって磁力や耐熱性が変化します。たとえば、N40、N40H、N45、N45Hなどがあり、Nはネオジム磁石、数値の大きさは磁力の大きさ、Hは耐熱性に優れた素材を意味しています。

 

磁化方向

円柱型ネオジム磁石には、高さ方向以外の磁化方向として、径方向、両面4極、片面2極、片面多極などがあります。
※規格品の場合、高さ方向、径方向、片面2極の3種類のみ選択可能です。

 

磁化方向の画像

 

表面処理

ネオジム磁石には錆びやすい性質があるため、ほとんどの規格品で防錆対策としてニッケルメッキ処理を施しています。

 

表面磁束密度

表面磁束密度とは、磁石表面1平方センチあたりに出てくる磁力線の量のことで、ガウス(Gauss)またはテスラ(Tesla)という単位で表現されます。
5,000ガウスとは、磁石表面1平方センチあたり5,000本の磁力線が出ている状態のことです。
磁石の形状・サイズによって表面磁束密度は変わってきます。
なお、1テスラは10,000ガウスと計算されます。

 

吸着力

吸着力とは、磁石の吸着する力を定量的に表したものです。
十分な厚みをもった鉄板に磁石を吸着させて、鉄板に対して磁石を垂直に引っ張り、磁石が鉄板から離れた瞬間の引張力が磁石の吸着力となります。

 

限界使用温度

限界使用温度とは、磁力が下がったまま戻らなくなる温度の上限のことです。
ネオジム磁石の場合、限界使用温度が50℃のものもあるので、使用条件には注意しましょう。
限界使用温度を高くしたい場合は、耐熱性の高い材質グレードを選択しましょう。

 

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■ネオジム磁石の特注品の依頼について

円柱型ネオジム磁石の規格品についての画像

 

用途に合った磁石が規格品の中にない場合は、特注品をご依頼いただくことも可能です。
形状、寸法、磁化方向、製作数量、希望納期、希望単価、使用環境等のご要望をまとめて、ネオマグ株式会社までお問い合わせください。

 

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また、円柱型ネオジム磁石の場合、ご希望のサイズを入力するだけで特注対応の可否を簡易的に判定できるツールがあるので、ぜひご活用ください。

 

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■円柱型ネオジム磁石の購入を検討されている方へ

円柱型ネオジム磁石の購入を検討されている方への画像

円柱型ネオジム磁石の購入を検討されている方は、500種類以上の規格品を取り揃えるネオマグ株式会社のショップをご覧ください。
多数の品揃えの中から、お客様のニーズに合ったものをお選び頂けることでしょう。
もし、規格品の中に最適なものがなければ、特注品の製作をご相談ください。当社スタッフがすみやかにご対応いたします。