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磁石・磁気の用語辞典(用語解説)
用語辞典一覧 > 有限要素法
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【有限要素法】

有限要素法(Finite Element Method)、FEM

「磁石や磁気の分野では、永久磁石や磁気回路磁場解析をするための数学的な手法の一つであり、パソコンや場合によっては大型コンピュータを使用する。」

構造力学分野で発達し、構造解析の他、電子状態計算(→実空間法)・電磁場解析・流体解析等、微分方程式で記述されるあらゆる場の問題に適用可能で、近年ではそれらの連成解析(流体構造連成、電磁場構造解析など)も盛んに研究されている。特に電磁場解析においては、各種モータの設計、永久磁石の磁気分布の解析に良く使われている。

有限要素法は、解析的に解くことが難しい微分方程式の近似解を数値的に得る方法の一つである。領域全体の支配方程式を小領域に分割し、各小領域には比較的単純で共通な補間関数を用いながらも全体の補間精度を上げることができる。

補間方法としては、ガラーキン法(重み関数使用)やレイリー・リッツ法(最小ポテンシャル原理使用)を使用するが、両方式は同じ弱形式を与える。 

その他電磁界シュミレーション手法として、境界要素法(BEM,Boundary Element Method)や積分要素法(IEM,Integral Element Method)が用いられる。