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「永久磁石の歴史と磁気科学の発展」年表
「永久磁石の歴史と磁気科学の発展」はリンクフリーです。当サイトへの承諾許可や確認はもちろん不要ですし、特にご連絡していただく必要もありませんので、気に入っていただけましたら、ぜひあなた(貴社)のホームページからリンクしてください。
年代
永久磁石と磁気科学の主なできごと
【大昔の永久磁石】
紀元前600年
天然の磁鉄鉱・マグネット(ギリシア)
紀元前240年〜20年
慈石と司南および羅盤(中国)
220年〜400年
指南車についての諸説と指南魚(中国)
700年〜800年
日本の磁鉄鉱発見(日本)
1100年〜1600年
羅針盤の進化と大航海時代(欧州)
【電気磁気学、磁石理論の発展】
1600年
ギルバートの磁石論(イギリス)、精錬した鉄を磁石に使用
1660年〜1775年
ゲーリック摩擦起電機の発明(ドイツ)
フランクリンの電気のプラス、マイナスの発見(アメリカ)
平賀源内の磁針器とエレキテル(日本)
1750年
ジョン・ミッチェルの「人工磁石についての論文」
1760年
キャンベンディシュの「逆二乗則」
1777年〜1787年
クーロンの法則(フランス)
1780年
ガルバーニの論文「動物電気」(イタリア)
1791年〜1794年
ボルタ電堆・ボルタ電池と動電気(イタリア)
1799年〜1833年
フンボルトによる地磁気の変化の発見、ガウス、ウェーバーによる地磁気の精密計測
1820年
エルステッドの論文「電流の磁気作用」(デンマーク)
アンペールの法則、右ネジの法則、ビオ・サバールの法則(フランス)
1831年〜1834年
ファラデーの「電磁誘導の法則」(イギリス)
ヘンリーの「自己誘導作用」(アメリカ)
レンツの「レンツの法則」(ドイツ)
1836年
ダニエル電池の発明
【電磁気学の集大成から応用・実用化へ】
1824年
「アラゴの円板」の発見(フランス)
1832年
ピクシーが手回し発電機を発明(フランス)
1864年
マクスウェルの「電磁方程式」(スコットランド)
1866年
ジーメンスが「自励式自動直流発電機」を発明(ドイツ)
1870年
グラムが「環状電機子を備えた発電機」を発明(ベルギー)
1882年
ゴードンが「2相交流発電機」を発明(イギリス)
1885年
「フレミングの法則」を発表(イギリス)
【真空技術の進歩と原子物理学の誕生・磁性の探求】
1808年
デービーが「アーク放電」の実験を行う(イギリス)
1850年
ファラデーが「反磁性体」を発見(イギリス)
1857年
ガイスラーとブリュッカーが「水銀空気真空ポンプ」を発明(ドイツ)
1878年〜1879年
スワン(イギリス)、エジソン(アメリカ)が「白熱電球」を発明
1887年
クルックスが「クルックス管」を製作、陰極線を予測(イギリス)
1890年
日本でも白熱電球の生産を開始
1895年
キュリー、ワイスによる「キュリー・ワイスの法則」確立(フランス)
1899年
トムソンが陰極線は負の電荷を持った粒子(電子)であることを解明(イギリス)
1903年
トムソンの「原子模型」(イギリス)
1903年
長岡半太郎が「土星型原子模型」を発表(日本)
1905年
ランジュバンによる「常磁性理論」「ミニ磁石・分子磁石」(フランス)
1907年
ワイスの「分子磁界」の理論(フランス)
1911年
ラザフォードの「有核原子模型」(イギリス)
1913年
ボーアの「電子軌道原子模型」(デンマーク)
1916年
アインシュタイン、ハースが「磁気回転効果」を発見(ドイツ)
1925年
ウーレンベック、ハウトスミットが「スピン磁気モーメント」理論を発表(アメリカ)
1925年
電子の配置「パウリの排他律」(オーストリア)
1925年
電子のスピン配置「フントの法則」(ドイツ)
1928年
ハイゼンベルクによる「交換相互作用」(ドイツ)
【新磁性材料の発明・発見と近代永久磁石の発展】
1917年〜2007年
近代永久磁石の登場と進化(まとめ年表)
1917年
本多光太郎博士による「KS鋼」の発明(日本)
1919年
「バルクハウゼン効果」の発見(ドイツ)
1930年
ビッター法による「磁区構造と磁区の原理」解明
1930年
加藤、武井両博士による世界初の「フェライト磁石・OP磁石」(日本)
1932年
三島徳七博士による「MK鋼」の発明(日本)
1934年
本多光太郎博士による「NKS鋼」の発明(日本)
1936年
「白金コバルト(Pt-Co)磁石」の開発(ドイツ)
1938年
アルニコ磁石の開発(アメリカ)
1952年
「バリウムフェライト磁石」の開発(オランダ)
1960年
「マンガン・アルミ(Mn-Al)磁石」の発明(オランダ)
1961年
「ストロンチウムフェライト磁石」の開発(アメリカ)
1966年
「サマリウム・コバルト(SmCo
5
)粉末磁石」の開発(アメリカ)
1969年
「サマリウム・コバルト(SmCo
5
)焼結磁石」の開発(アメリカ)
1970年
「マンガン・アルミ・カーボン(Mn-Al-C)磁石」の発明・工業化(日本)
1971年
金子博士による「鉄・クロム・コバルト(Fe-Cr-Co)磁石」の発明(日本)
1972年〜1974年
「サマリウム・コバルト(SmCo
5
)焼結磁石、ボンド磁石」の工業化(日本)
1976年
「サマリウム・コバルト(Sm
2
Co
17
系)焼結磁石の実用化(日本)
1983年
「高速急冷法によるネオジム(Nd-Fe-B)磁石」の発明(アメリカ)
1983年
「ネオジム(Nd-Fe-B)焼結磁石」の発明(日本)
2007年〜
ネオジム磁石の生産量推移
2007年〜
希土類-遷移金属化合物の磁気特性、ネオジム磁石の製造方法
2007年〜
ネオジム磁石の最新用途例
2007年〜
ネオジム磁石のこれからの課題
【超伝導永久磁石の可能性】
1911年
オネスが水銀の超伝導現象「電気抵抗ゼロ」を発見(オランダ)
1933年
マイスナーによる「マイスナー効果」の発見(ドイツ)
1935年
ロンドン兄弟が「ロンドン方程式」を発表(イギリス)
1961年
クンツラーによる「第二種超伝導体・Nb
3
Sn」の発見(アメリカ)
1962年
「ジョセフソン効果」の理論発表(イギリス)
1986年
「酸化物高温超伝導体」の発見(スイス)と永久磁石への可能性
以上、“永久磁石の歴史と磁気科学の発展”について、年代を追いながら出来るだけ簡潔に、且つ磁気に関するエポックメーキングな出来事は極力省略しないようまとめてみました。
永久磁石や磁気に興味をお持ちの皆様に少しでもお役に立てればと幅広いユーザーの皆様を対象に編集させていただきましたが、専門的な項目や内容も含まれていて小中学生や専門外の皆様には難解なページもあったと思います。この点はなにとぞご容赦いただきたいと存じます。
なお、ご意見、ご感想があれば遠慮なくNeoMag宛にメールをいただければ幸いです。
E-mail :
mag@neomag.jp
“皆様の夢、アイデアの実現をNeoMagが誠心誠意応援いたします。”
※本稿編集にあたりオリジナルな内容・資料の他、以下の図書類を参考にさせていただきました。
(1)“おもしろい磁石のはなし” (社)未踏科学技術協会編 日刊工業新聞社
(2)“マグネットワールド(磁石の歴史と文化)” 吉岡安之 著 TDK株式会社編 日刊工業新聞社
(3)“じしゃく忍法帳” 吉岡安之 著 TDK株式会社編 日刊工業新聞社
(4)“トコトンやさしい磁石の本” 山川正光 著 日刊工業新聞社
(5)“希土類永久磁石” 俵 好夫・大橋 健 著 森北出版株式会社
(6)“磁石のふしぎ 磁場のなぞ” 山部 恵造 著 株式会社けやき出版