ネオジム磁石
製品情報現在、世界で最も強力な磁石です。わずか数cmの大きさで、10kg以上の吸着力!アイデア製品、新製品開発に最適です。
サマコバ磁石
製品情報温度特性に優れているため温度安定性が要求される用途に適しています。防錆のための表面処理は不要です。
フェライト磁石
製品情報酸化鉄を主原料にしているため、低コストが重視される用途に向いています。錆の心配はありません。
表面磁束密度
吸着力計算ご希望の磁石の表面磁束密度、吸着力、限界使用温度などを計算いたします。径方向着磁にも対応いたしました。
磁石・磁気の
用語辞典磁石・磁気に関する用語解説集。専門書にも負けない豊富な内容で、初心者からプロまで幅広くご利用いただけます。
磁石の歴史
大昔の磁石、磁気科学の歴史、強力な磁石が出現した背景など多くの図表を使って解説しています。
磁石プロの視点
2025年6月30日
革新的な軟磁性材料の創出~ナノ結晶圧粉コア
<磁石プロの視点>
本発表は、ネオジム磁石に代表される永久磁石のような硬(ハード)磁性材料ではなく、軟(ソフト)磁性材料に関する研究開発の成果を発表したものです。
EVやロボットなどのパワーエレクトロニクス関連のモーターやトランスなどのコイルの中に使われる鉄心やコア材は、渦電流損失やヒステリシス損失などの熱損失をできるだけ少なくするために、高飽和磁束密度、高透磁率、低保磁力が望まれます。
特に、同期モーターやリラクタンスモーターの高性能化、低損失化は大きな課題となっています。また近年の生成AI活用拡大のため、データセンター施設の巨大化が進み、その電力需要および電力変換設備も急増しています。したがって、このような各種パワーエレクトロニクス関連の省電力化が急務であり、高効率・高周波対応の画期的な電力変換技術が求められています。
本発表は、このようなニ-ズに対しての一つの大きな前進を促した新コア材の研究成果になります。
磁石虎の巻!!
2025年7月4日配信
ネオジム磁石のすべて(17)<永久磁石のギャップ距離と吸引力>
点前回は、「永久磁石のギャップ距離と空間磁束密度」について調べてみました。そこで今回は永久磁石と鉄板や永久磁石同士の吸引力が磁石の磁気特性、磁石の形状、磁石からの距離等とどのような関係があるのかをお話してみましょう。
<クーロンの法則と吸引力>
前回は、点磁極(磁荷)からのある距離の空間磁束密度は、原則として磁荷における「クーロンの法則」に関係していて、空間磁束密度は、(1)磁極の強さに比例し、(2)距離の二乗に反比例する、というお話をしました。そして、永久磁石の吸引力もまさにクーロンの法則に大きく関係してきます。
点磁極(磁荷)におけるクーロンの法則は、次のような式で表されることが知られています。磁極の強さをm1とm2[Wb]、2磁極間の距離をr[m]の透磁率をμ0とすれば、働く力の大きさF[N]は、F = m1m2/4πμ0r2 となります。m1の点磁極からは全方位、放射状に磁力線が出ていますから、m1から距離rでの位置は半径rの球体の表面ということになります。したがって、m2の位置は距離rの球体表面の一点になります。また、4πr2は次のような球体の表面積ということになります。

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