希土類磁石(ネオジム(ネオジウム)磁石、サマコバ磁石)、フェライト磁石、アルニコ磁石、など磁石マグネット製品の特注製作・在庫販売

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磁石プロの視点
2025年6月2日
希土類金属の分離・精製技術
<磁石プロの視点>
高性能永久磁石としてのネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石は世界のあらゆる産業に利用されていますが、最近は兵器産業にも欠かせない戦略製品となっています。戦車、戦闘機、艦船、ミサイル、ドローン、通信機器等々にもこれらの希土類(レアアース)磁石が使われていますので、中国の希土類7種および関連製品の規制はこのような用途にも大きく影響しそうです。
特にネオジム磁石の世界生産量の約80%、ネオジム磁石に不可欠な原料である重希土類の90%以上、希土類鉱石からの希土類分離精製能力の約90%を中国に頼っていますから、今後はネオジム磁石の脱中国化を計るためには、中国以外でのレアアース鉱石の採掘を増やすこと、分離精製設備の増強を図ること、ネオジム磁石の重希土類含有を無くすことなどがレアアース問題に対する世界の大きな流れになると考えられます。
すでに、各種希土類鉱石の埋蔵量、世界分布、重希土類を無くすネオジム磁石の技術などについては本稿だけでなく、各種公開情報で広く発信されていますが、「鉱石から希土類金属への分離精製」についての情報はあまり知られていないようです。したがって、本章では「希土類金属の分離・精製」についての代表的なプロセスを概略解説することにしましたので参考にしていただければ幸いです。
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磁石虎の巻!!
2025年5月21日配信
ネオジム磁石のすべて(14)<表面・空間磁束密度の計算>
ネオジム磁石のような永久磁石の表面磁束密度や空間磁束密度はホール素子を利用したテスラメーター(ガウスメーター)などを使うことにより正確に実測できますが、「有限要素法」や「積分要素法」などのコンピューターを使った電磁場解析ソフトによっても計算が可能です。しかし、単純な磁石形状であれば、より簡易な近似計算式を使っておおよその数値が算出できます。今回はこれらの手法について解説したいと思います。
<単体磁石の表面・空間磁束密度の近似式>
磁石の磁力(強さ)を表す尺度の一つとして、B-H減磁曲線が直線上か、または屈曲点より上に動作点Bdがある場合、永久磁石の外部における磁界分布の様子は、永久磁石と等しい透磁率を持つ同一断面形状、距離Xの空間を想定し、その外周面における閉路電流から発生する磁界と同様に考えることができます。
以下、代表的な3つの形状について、このB(X)を求める計算式を示します。
これらの式は、ネオジム磁石、サマコバ磁石およびフェライト磁石において近似式として有効です。
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